各課・部署のご案内Each section - department

看護部(急性期病棟)

看護師長 佐仲一樹
病棟総師長 佐仲一樹

 当病棟は急性期の脳卒中患者を中心とした脳神経外科、消化器外科の一般病棟です。看護部の理念である「心のこもった看護」を基本とし、患者様の人権を尊重し、地域の人々に信頼される質の高い心温まる看護を目指し、日々の看護業務に取り組んでいます。
教育委員、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師が中心となり、個々の知識や技術の向上のため勉強会を開催しています。今後はより専門的な看護を提供できるようSCU(脳卒中ケアユニット)の開設を検討中です。
 スタッフがチームの一員として協力し合い、相談できる環境をつくり、働きやすい職場になるよう、日々努力しています。

看護部(回復期病棟)

 当院の回復期リハビリテーション病棟の病床数は40床あり、脳卒中の患者様を中心にリハビリテーションをおこなっています。
当病棟では患者様ごとに退院後の生活を想定し、個別性を大切にしたアプローチを心がけています。
退院後、安全に充実した生活がおくれるように患者様、家族様を中心に一緒に考え進めていく「参加型医療」を目指し日々看護をおこなっています。また、地域との連携を密におこない、退院までの環境調節を積極的に取り組んでいます。
スタッフ同士連携をとり、患者様のリハビリテーションが円滑におこなえる環境と、スタッフが働きやすい職場をめざし日々努力しています。

放射線科

当院では、診療放射線技師6名で高性能な検査機器を使用し、体内の状態を画像にし、早期発見、早期診断、早期治療の役に立てるよう24時間体制で取り組んでいます。

MR検査
MRI

 MRIは放射線を使わず、磁気を利用し、体内を撮影することができる検査です。任意の断面を画像にでき、また造影剤を使わずに血管を撮影できます。これにより患者様に少ない負担で、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤を破裂する前に高確率で発見することができます。

CT

 CTはX線管を回転させながら撮影し、体の断層像を画像にすることができます。また造影剤を使用し、腫瘍の判定や血管の3次元の形状を画像にすることができます。これにより動脈瘤の形状や大きさ、血管の狭窄の状態などがより鮮明に把握でき、診断や治療の支援を行っています。

血管撮影

 血管撮影は、足の付け根や腕の動脈に細い管(カテーテル)を挿入し、そこから造影剤を注入しながら血管の撮影を行う検査です。当院の装置は、同時2方向透視撮影や回転DSAによる3次元画像を提供することができ、脳動脈瘤や血管の狭窄、閉塞の状態等を正確に把握することができます。また、これらの病変の治療に開頭手術せずに行える血管内治療も積極的に行っており、そのサポートに貢献しています。

検査科

検査科

 検査科は、現在4名の臨床検査技師で業務を行っております。生理機能検査を業務の中心とし、ほかに検体検査として緊急の血液検査や輸血検査等を実施しています。
 生理機能検査は心電図検査、脳波検査、超音波検査(頸動脈・心臓・下肢静脈等)、動脈硬化検査、重心動揺検査、肺機能検査、神経心理検査等を行っています。脳神経外科専門病院として、脳や心臓、血管の状態を調べる検査に特に力を入れています。
 検体検査は患者様から採取した血液や尿を調べる検査を指し、生化学、血液、一般、輸血検査を行っています。緊急手術時や治療の適応を判断する項目に特化して検査を行うことで、医師の診断をサポートしています。
 私たちは日々、迅速かつ正確な検査業務を心がけながら、より専門性の高い医療に貢献できるよう、検査精度の維持とさらなる技術の向上を目指します。

栄養課

栄養課

 入院された患者様の検査結果や嚥下状態、心理状態、既往歴などを加味しながらお話をし、それぞれの患者様に最適な栄養供給ができるよう工夫しております。
 また予防医学にも目を向け、生活習慣病や慢性疾患が悪化する前に栄養指導や相談を設け、食事が苦痛にならないように、一つずつできることを患者様やご家族といっしょに探し、長く続けていける食事療法のサポートに取り組んでおります。
 入院中のお食事では、温冷配膳車を使い、温かいものは温かい状態で、冷たいものは冷たく提供させていただいております。
 また季節を感じられる食材を使い、彩りにもこだわり、ただの数字合わせの食事にならないようにベテラン調理師と力を合わせ、さまざまな工夫をしています。お食事が入院生活の中の最大の楽しみにしてもらえるように心掛けております。

薬剤部

薬剤課

 当院では外来診療において、お薬については院外処方箋を発行しています。その処方内容についての相談や、薬に関わる心配事などを当院の薬剤師が対応しています。
 院外処方箋発行に薬剤師が関わっている病院は少ないですが、当院では病院薬剤師が関わることで、調剤薬局との連携も病院薬剤師を通して行い、より安全できめの細かい対応を目指しています。
 また、入院患者様の薬に関しても、持参された薬を薬剤師が必ず調べて、入院までの服薬状況を把握することで、当院処方薬だけでなく持参薬についても退院後に服用しやすいように、医師や患者様と相談して服用方法や薬の剤形の変更を行い、服薬遵守しやすい投薬を心がけています。薬物療法が円滑に進むよう、チーム医療の一員としてサポートしていきます。お薬についての不安がありましたらぜひご相談ください。

地域医療連携室

地域医療連携室

 地域医療連携室には、医療ソーシャルワーカーが在籍しています。病気やけがをすると不安や心配事が出てきます。そんな時、患者様やご家族とともに考えながら、治療やリハビリに専念できるよう問題解決のお手伝いをさせていただきます。問題や悩みをひとりで抱えてしまわず、お気軽にご相談ください(個人情報については、厳守いたします)。

事務部

事務部
事務長 鈴木秀和

 当院は平成22年2月に伊丹市昆陽から現在の伊丹市西野に移転しました。建物や設備を一新し、当院の理念である最新医学を取り入れ、脳神経外科を中心とした救急病院として24時間受入体制を確立し、地域の皆様の生命と健康を守る病院の確立を目指しています。
 私たち事務部門も理念に沿った仕事を行うため、医療事務や人事、経理、総務などそれぞれの能力を高め、経営管理のプロとして貢献できるように精進してまいります。
 また、患者様に安心していただける環境を提供するため、接遇の向上・施設管理・医療従事者の確保など常に努力し行動していきたいと思います。
 私たち事務部門は直接医療とはかかわりをもてませんが、常に理念を遵守し、患者様やご家族への思いやりをもった病院を目指したいと思います。