リハビリテーション部
心身に何らかの障害を持っていても、その方が自分らしく暮らすためのリハビリテーションを、それぞれの地域やご自宅に出向いて行います。その方が大切にしていたり、やりたいと思っている活動が出来るようになるために、エクササイズや歩行練習などの運動療法だけでなく、おひとりおひとりの状態に合わせて様々な援助を行います。
訪問リハビリテーションの特色
- 脳神経外科医、リハビリテーション医を兼務する当院医師からの直接的な医学的管理とリハビリ指示に基づいて行います。
- 療法士は脳卒中リハの経験が長く、脳卒中後遺症の方へのリハビリを得意としています。
- 急性期・回復期・療養期病院、地域・在宅で経験を積んだ療法士がお一人お一人の状態に合わせたリハビリを提供します。
- 上肢機能の改善に対して電気治療器・振動刺激治療器を用いた機能改善に取り組んでいます。
- 伊丹市、尼崎市北部、宝塚市南部、西宮市一部に訪問いたします。
新型コロナウイルス等感染症対策について
当院の感染制御室の指導の下、新型コロナなどの感染症対策を行っております。
- 標準予防策(手洗い、マスク装着、必要に応じてフェイスシールド・ゴーグル・ガウン装着など)
※ご自宅内ではスリッパを着用させていただき、手指洗浄のために水洗をお借りします。 - 院内スタッフと訪問スタッフの接触の回避
- 感染症対策マニュアルの作成
- 新型コロナ感染対策マニュアルの作成
退院後早期の訪問リハビリが可能
当院を退院の方は退院後早期の訪問リハビリが可能です。
当院医師が継続してフォロー致します。入院中から当院リハビリ療法士と訪問リハビリ療法士が連携し、スムーズに家でのリハビリに移行できるように支援します。
ご利用回数について
1回のリハビリは20分単位。1週間に6回までのご利用が可能です。
ご利用までの流れ
- まずはお気軽にお問合せください。当院訪問リハの概要および空き状況をご説明致します。
- 担当のケアマネージャー様に連絡をとっていただき、ケアプランの作成を依頼します。
- 初回訪問日を相談させていただき、お宅へ訪問させていただきます。
提供している内容
身の周りの生活動作、家事や家の用事
ご利用者様の生活環境に合わせて、以下の生活動作に対してご利用者様が主体的に出来るだけご自分の力で遂行できるよう支援します。具体的にはその動作に必要な運動機能の練習、福祉用具の選定、実際の動作練習などを行います。
身の周りの生活動作
- 食事
- 整容(身だしなみ)
- 更衣
- 排泄
- 入浴

家事や家の用事
- 洗濯(図a)
- 料理(図b)
- 掃除(図c)
- 買物
- 公共交通機関の利用
- 服薬管理
- 財産管理
- コミュニケーション手段(電話・携帯電話など)の獲得など

基礎的な筋力・体力の向上
ご利用者様の生活の時間の長さからすると、訪問時間はごく僅かです。
訪問時間内の運動だけでは量が足りません。
日課として取り組んで頂く自主練習メニュー(例:図a,b)を作成し、お体の状態に合わせて変更していきます。
また、家族・かかりつけ医・ケアマネージャー・介護士・地域資源(いきいき百歳体操など)と連携して活動量の増加・維持を行図ります。

歩行など移動方法の獲得
歩行に必要な筋力増強練習、バランス練習や、実際の歩行練習を行います。また、杖や歩行器などの選定を行います。
歩行が困難な場合は、車いすや電動カートなどの導入を支援します。

脳卒中後遺症により麻痺した手足の機能回復
脳卒中後遺症により麻痺が残存した手足に対して、機能回復練習を行います。
手の機能回復について
作業療法士が様々な療法を組み合わせて練習メニューを提供します。
- 装具療法:装具を装着することで手が動かしやすくなり、課題指向型練習を行ったり、実際の日常生活で手を使いやすくします。(図a)
- 課題指向型練習:利用者様が具体的に手を使って行いたい作業(字を書きたい、お箸を使いたいなど)が遂行可能となることを目指して、難易度の低い動作から実際の動作に近い難易度の高い動作に徐々に練習内容を引き上げていきます。(図b)
- 電気刺激療法:麻痺した筋肉の動きの促通、筋肉の硬さの調整などの効果があります。(図c)
- トランスファーパッケージ:日常生活で積極的に麻痺した手を使用することで回復は促進されます。麻痺があっても遂行可能な動作を療法士と探し、日常生活で行って頂きます。

足の機能回復について
理学療法士が様々な療法を組み合わせて練習メニューを提供します。
- 装具療法
- 全身アライメント調整
- 痙縮筋の抑制、正常筋活動の促通

福祉用具や家屋改修
生活動作がしやすくなる福祉用具の紹介や使い方の練習、手すりやスロープなど家屋改修の案を提案します。

趣味や生きがいの開始、再開
病前から行われていた趣味や生きがいとなっている活動の再開や、新たなチャレンジを支援します。

家族指導
障がいを持たれたご利用者様に、どのように接したらいいのだろう、どのように介助したらいいのだろう、と悩まれるご家族は少なくありません。
寝起きや車いすへの移乗、着替えやトイレ動作など身の周りの介助方法の練習、障がいを持たれたご利用者様への心身のケアについてのアドバイスなどを行います。

高次脳機能障がい
高次脳機能障がいは、脳卒中や脳外傷など様々な原因によって起こります。損傷された脳の場所や大きさ、発症からの経過によって出現する症状は異なります。ご利用者様の症状や状況に合わせた治療プログラムの立案、ご利用者様との接し方についてご家族へアドバイスなどを行います。

復職・再就職
仕事で必要と考えられる技能の獲得を目指します。
復職・再就職の移行支援を行ったり、復職後も技能面や会社との連携などの支援を行います。

